「WiMAXのルーターはどれを選んだらいいの?」
「どこがどう違うのかよくわからないんだよね。」
これからWiMAXを申し込もうという方は、どのルーター端末を選んだらいいのか迷っちゃいますよね?
WiMAXのルーターは、基本的には最新機種を選んでおけば間違いありません。
なぜなら、WIMAXのルーター端末は毎年新しい機種が発売されており、新しい機種ほど最新の技術が導入されていて、速度やつながりやすさも年々改善されているからです。
ただ最新機種と言っても、WiMAXのルーターには小型軽量のモバイルルーターと据え置き型のホームルーターがありますし、製造メーカーは2社に分かれ、それぞれ特徴も異なります。
ここでは、WiMAXのルーター端末の中から、現在発売されている機種を中心に特徴などを比較しながら、あなたにピッタリのWiMAXのルーターが選べるように徹底解説しちゃいます。
この記事を読めば、あなたにピッタリのWiMAXのルーター端末が選べますよ!
[WiMAX ルーター 比較] 全6機種を一覧比較
現在発売されているWiMAXのモバイルルーターと、ホームルーターを一覧形式で比較してみましょう。
ルーター機種 | WX06 | W06 | WX05 | HOME 02 | HOME L02 | HOME 01 |
---|---|---|---|---|---|---|
下り最大速度 | 440Mbps | 558Mbps | 440Mbps | 440Mbps | 558Mbps | 440Mbps |
上り最大速度 | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps |
連続通信時間 | 約11.5時間 | 約9.0時間 | 約11.5時間 | ー | ー | ー |
対応通信技術 | CA/4×4MIMO | CA/4×4MIMO/ 256QAM | CA/4×4MIMO | CA/4×4MIMO | CA/4×4MIMO/ 256QAM | CA/4×4MIMO |
寸法 | 111×62×13.3㎜ | 128×64×11.9㎜ | 111×62×13.3㎜ | 50×118×100㎜ | 93×178×92㎜ | 70×155×100㎜ |
重量 | 127g | 125g | 128g | 218g | 436g | 338g |
メーカー | NEC | HUAWEI | NEC | NEC | HUAWEI | NEC |
発売日 | 2020年1月30日 | 2019年1月25日 | 2018年11月1日 | 2020年1月30日 | 2019年1月25日 | 2018年12月7日 |
WiMAXルーターの製造メーカーは、中国のHUAWEIと日本のNECの2社ですが、おすすめはモバイルルーターならHUAWEI社製のW06、ホームルーターならNEC製のHOME 02です。
その理由は、モバイルルーターなら外出先で、ホームルーターは室内でとそれぞれの利用シーンでの使い勝手という点で、W06とHOME 02が優れているからです。
中国製というと安かろう悪かろうというイメージがありますが、WiMAXのモバイルルーターでは、HUAWEI社製が一歩リードしているといったところです。
WiMAXのルーターは最新機種を選ぼう
WiMAXのルーターは毎年のように新しい機種が発売されますが、新機種にはこれまでにない新しい技術が盛り込まれることも多く、新しい機種ほど快適なネット接続が可能になります。
各プロバイダは3年契約とするところが多いですが、中途解約すると違約金が発生しますので、基本的には3年間同じルーター端末を使うことになるので、最新機種を選ぶことをおすすめします。
下記の比較表のとおり、3年前の機種と最新機種を比較すると、飛躍的にスペックがアップしていることがわかります。
ルーター機種 | W06 | W03 |
---|---|---|
発売日 | 2019年1月25日 | 2016年7月1日 |
下り最大速度 | 558Mbps | 220Mbps |
上り最大速度 | 75Mbps | 15Mbps |
対応通信技術 | CA/4×4MIMO/256QAM | CA |
メーカー | HUAWEI | HUAWEI |
HUAWEI社の最新機種W06と、3年前のHUAWEI社の機種であるW03を比較していますが、W06は新しい通信技術が導入されたことで、下り最大速度で2.5倍、上り最大速度で5倍も高速化しています。
新しい通信技術とは、CA(キャリアアグリケーション)に加えて、4×4MIMO、256QAMです。
一部のプロバイダでは、古い機種限定で大幅に料金を安くするところもありますが、快適なネット環境のためにも最新機種が選べるプロバイダの中で、料金のお得なところと契約することをおすすめします。
CA(キャリアアグリケーション)
キャリアアグリケーションとは、複数の周波数帯の電波を束ねて同時に通信することで高速通信を可能にする技術です。
4×4MIMO
4×4MIMOとは、データーを送信する基地局と受信側であるWiMAXのルーター端末の双方において、アンテナを従来の2本から4本に増やすことで、一度に運べるデータ量を増やす技術です。
256QAM
256QAMとは電波に乗せる情報の密度を高めることで、一度に送信可能なデータ量を増やす技術です。
これまでの64QAMは6bit(2の6乗)でしたので、256QAMは8bit(2の8乗)となり、1.3倍の速度アップとなります。
[WiMAX ルーター 比較] 端末選びのポイント
「速度が速くてつながりやすいルーターはどれなの?」
せっかくWiMAXを契約するなら、通信速度が速くてサクサクつながるルーターを選びたいですよね。
WiMAXのルーター端末を比較する際のポイントは、速度とつながりやすさ、そしてモバイルルーターを選ぶなら、バッテリーの持ち具合も確認しておきましょう。
以下、HUAWEIとNECそれぞれのモバイルルーターとホームルーターの最新機種を徹底比較していきます。
WiMAX ルーターの速度比較
モバイルルーターの速度を比較してみます。
ルーター機種 | WX06 | W06 |
---|---|---|
ハイスピードモード | 下り最大440Mbps | 下り最大558Mbps |
上り最大75Mbps | 上り最大75Mbps | |
ハイスピード プラスエリアモード | 下り最大440Mbps | 下り最大1.237Mbps |
上り最大75Mbps | 上り最大75Mbps | |
対応通信技術 | CA/4×4MIMO | CA/4×4MIMO/256QAM |
メーカー | NEC | HUAWEI |
次にホームルーターの速度を比較してみます。
ルーター機種 | HOME02 | HOMEL02 |
---|---|---|
ハイスピードモード | 下り最大440Mbps | 下り最大558Mbps |
上り最大75Mbps | 上り最大75Mbps | |
ハイスピード プラスエリアモード | 下り最大440Mbps | 下り最大1.237Mbps |
上り最大75Mbps | 上り最大75Mbps | |
対応通信技術 | CA/4×4MIMO | CA/4×4MIMO/256QAM |
メーカー | NEC | HUAWEI |
HUAWEI社製、NEC製、それぞれ同一メーカーのモバイルルーターとホームルーターとを比較すると、速度に違いはありません。
しかし、HUAWEI社製とNEC製とを比べると、下り速度ではHUAWEI社製のルーターのほうが速くなっています。
これは、対応通信技術のところの256QAMに対応しているかどうかの違いによるものです。
少しでも速度の速いルーターを求めているのであれば、モバイルルーターならW06、ホームルーターならHOME L02がおすすめです。
速度ギガ超には条件あり
HUAWEI社製ルーターのW06とHOMEL02の最大速度は1.237Gbps。
UQ WiMAXをはじめとするWiMAXの各プロバイダの公式ページでは、「WiMAXも光回線と同じギガスピードに」といったように「ギガ超」を大々的にアピールしています。
しかし、この数値はあくまで理論上の数値なので、実際に利用するうえではあまり関係がないと思った方がいいです。
WiMAXをはじめ、一般ユーザーが利用するネット回線は、ベストエフォート型の通信サービスで、理論上の速度は明示されますが、その速度を保証しているわけではなく、回線の混雑状況や通信機器の状況により速度は大きく変わってきます。
また、W06とHOMEL02の最大速度1.237Gbpsには、下記の条件があります。
・ハイスピードプラスエリアモードに設定
・省電力設定をハイパフォーマンスモードに設定
・4×4MIMOをオンにする
・東京、埼玉、愛知、大阪の一部エリア
このように、5つの条件を満たした上で、回線の混雑状況や電波の受信状態など様々な条件にも左右されるので、1.237Gbpsが出ることはまずありません。
スタンダードな使い方での速度を比較する
本来、ハイスピードプラスエリアモードは、速度を早くするために使うものではありません。
ハイスピードプラスエリアモードは、月間7GBまでの制限がありますので、地下や建物の奥まった場所、一部の地方都市など、ハイスピードモードでは通信が安定しない場合にのみ使うべきです。
WiMAX2+回線のみを利用するハイスピードモードでの利用が基本ですので、WiMAXのルーターの速度を比較する際には、ハイスピードモードでの最大速度で比較しましょう。
ハイスピードモードでの速度は、W06とHOMEL02は567Mbps、WX06とHOME02は400Mbpsです。
HUAWEI社製のW06とHOMEL02の方が速度は速く快適に利用できるのですが、メールの送受信やWebサイトの閲覧、標準画質程度の動画視聴など、一般的なネット利用であれば、実際に感じる速度の差はそれほど大きくはありません。
しかし、ゲームや高画質動画も楽しみたいという方、少しでも速度が速い端末を選びたいなら、W06かHOMEL02を選びましょう。
ハイスピードプラスエリアモードも、通信量をこまめに確認しながら上手に利用すれば、ゲームや高画質動画の視聴もより快適に楽しめます。
WiMAXルーターの電波受信感度と通信の安定性を比較
WiMAXのルーターを選ぶ際には、つながりやすさや通信の安定性はどうなのかも大切なポイントです。
ルーターの速度は数字で明示されるので比較しやすいのですが、しっかり電波が受信できるのか、ちゃんとつながるのかってわかりにくいんですよね。
つながりやすさや通信の安定性については、アンテナの性能や電波の送受信に関する機能や技術を確認しましょう。
モバイルルーターのアンテナや、電波の送受信についての機能と技術を確認してみましょう。
ルーター機種 | WX06 | W06 |
---|---|---|
アンテナ機能 | Wウィングアンテナ (クレードル併用時) | 高性能ハイモードアンテナ |
通信安定化技術 | バンドステアリング機能 ビームフォーミング WiMAXハイパワー | ビームフォーミング |
次にホームルーターのアンテナや、電波の送受信についての機能と技術を比較してみます。
ルーター機種 | HOME02 | HOMEL02 |
---|---|---|
アンテナ機能 | 電波の広がりを強化したアンテナ | 4本の高感度アンテナが 360度全方位カバー |
通信安定化技術 | バンドステアリング機能 ビームフォーミング WiMAXハイパワー | ビームフォーミング |
つながりやすさと通信の安定化という面では、自動で最適な周波数帯を選択するバンドステアリング機能を搭載したWX06とHOME02が勝っていると言えます。
一方、W06は高性能ハイモードアンテナを搭載しており、外出先などでのモバイルルーター単体での利用の場合、WX06よりも受信感度はよくなります。
WX06は別売りのクレードルを併用することで受信感度をアップさせることができますが、外出先でクレードルを併用するのは現実的ではないですよね。
WiMAXを利用するのは外出先が多いという方は、ルーター単体での受信感度のよいW06を選ぶことをおすすめします。
ホームルーターを選ぶ方は、速度を優先するか、通信の安定性を優先するかで選びましょう。
速度が速いのは、最大通信速度1.237MbpsのHOME L02ですが、通信の安定性を優先するならHOME02がおすすめです。
HOME02に搭載されたバンドステアリング機能は、お部屋での電波の状況に応じて、2.4GHzと5.0GHzを自動で選択してくれるので、電波干渉の起きやすい室内でも安定した通信が期待できます。
2.4GHzと5GHzを自動で選択するバンドステアリング機能
WX06とHOME02に搭載されているバンドステアリング機能は、ルーター周辺の電波状況に応じて、2.4GHzと5GHzを自動で選択するので、通信が安定しやすくなります。
WiMAXで利用する周波数帯は2.4GHzと5GHz帯の2つがありますが、それぞれメリットとデメリットがあるため、状況に応じて使い分けることでより快適な通信が可能になります。
2.4GHzの特徴
2.4GHzは壁や床などの障害物を回り込む性質があるため、電波が遠くまで届きやすいです。
その一方で、電子レンジやBluetooth機器など、様々な家電製品などでも利用されている周波数帯なので、電波干渉が起きやすく、通信が不安定になりやすいというデメリットがあります。
5GHzの特徴
5GHz帯は、Wi-Fi専用の周波数帯であるため、電波干渉が起きにくく、2.4GHzと比較すると速度が速いところがメリットです。、
その一方で障害物に弱く、距離が長くなると電波が弱くなり、つながりにくくなるというデメリットがあります。
接続する機器にWiFi電波を集中させるビームフォーミング
ビームフォーミングとは、ルーター端末と接続する機器に向けて集中的に電波を送信する機能です。
ビームフォーミングなしの場合、ルーター端末は全方位均一に電波を送信しますが、ビームフォーミングで狙った機器に集中的に電波を送信することで、通信の安定性がアップするだけでなく、通信速度もアップします。
ビームフォーミングは、スマホやパソコン、タブレット端末などの子機側もビームフォーミングに対応している必要があります。
モバイルルーターの連続通信時間を比較
WiMAXを使うのは外での利用が多いという方なら、バッテリーの持ち具合も気になりますよね。
モバイルルーターのWX06とW06の連続通話時間を比較してみます。
ルーター機種 | WX06 | W06 |
---|---|---|
ハイパフォーマンスモード | 約500分(8時間20分) | 約430分(7時間10分) |
ノーマルモード | 約690分(11時間30分) | 約540分(9時間) |
省電力モード | 約840分(14時間) | 約700分(11時間40分) |
ノーマルモードは速度とバッテリーの持ち具合のバランス考慮した設定ですが、WX06は約11.5時間、W06は約9時間となっており、連続通信時間ではWX06の方が2.5時間長くなります。
速度優先のハイパフォーマンスモードではWX06が8時間20分、W06が7時間10分とWX06が1時間10分長く、バッテリーの持ちを有線する省電力モードではWX06が2時間20分長くなっています。
それぞれのモードで、1時間10分~2時間30分ほどWX06の方がバッテリーの持ちが長いという事になります。
この程度の時間の差をどうとらえるかですが、外出先で8時間以上も充電なしでWiMAXを利用するケースはそれほど多くないのではないでしょうか。
またバッテリー切れが心配なら、モバイルバッテリーを準備するという方法もあります。
バッテリーの持ち具合を最優先に考えるというならWX06を選ぶことになりますが、速度と通信の安定性など総合的なスペックで考えるならやっぱりW06がおすすめです。
外で使わないならホームルーターがおすすめ
モバイルルーターは、小型軽量で気軽に持ち運べるのが最大の魅力ですが、小型軽量のボディに高機能を搭載すればするほど、それだけバッテリーも消費しますし、どうしても無理があるものです。
WX06には電波が弱い時に送信パワーを上げて、通信速度をアップさせるWiMAXハイパワーが搭載されていますが、この機能をオンにすると本体がかなり熱くなり、バッテリーに結構な負担をかけていることがわかります。
しかし、ホームルーターは電源がACアダプターなので、こうした不安はありませんし、電源がACアダプターであることに加えて本体サイズもモバイルルーターより大きくできるので、アンテナも高機能なものが搭載されており、送受信の性能はホームルーターの方が上です。
送受信の感度のよさと、電波干渉の起きやすい室内での利用を考えると、ホームルーターのおすすめはNEC製のHOME 02です。
[WiMAXルーター比較]結局どれを選べばいいの?
WiMAXのルーターを選ぶなら、モバイルルーターならW06、ホームルーターならHOME 02がおすすめです。
WiMAXのルーターを選ぶ際には、速度の速さばかりに目が向きがちですが、大切なのはつながりやすさです。
W06は本体に高性能アンテナが搭載されているので、ルーター単体でもつながりやすく外出先でのつながりやすさではWX06よりもW06の方が優れています。
ホームルーターは室内での利用となるので、電波干渉の起きにくいHOME 02がおすすめです。
HOME 02には電波状況に応じて、2.4GHzと5GHzを自動で切り替えるバンドステアリング機能が搭載されているので、家電製品などと電波干渉が起きやすい室内での通信の安定性に優れています。
[WiMAX ルーター 比較]お得に最新機種をゲットできるおすすめのプロバイダ
WiMAXは、どこのプロバイダで申し込みをしても、回線の速度やつながりやすさなどに違いはありません。
しかし、ルーター端末が有料であったり、最新機種が選べないプロバイダもあるので注意が必要です。
ルーター選びという観点からおすすめできるプロバイダは、Broad WiMAXです。
Broad WiMAXがおすすめな理由
Broad WiMAXがおすすめな理由は下記の通りです。
・最短で申し込み当日発送
・料金が最安値クラス
料金が安いことをウリにしているプロバイダには、最新機種が選べなかったり、料金の安いプランでは旧機種の在庫品しか選べないこともあるので注意が必要です。
Broad WiMAXは、月額料金最安値級でも最新機種が無料ですし、在庫があれば申し込み当日発送してくれます。
WiMAXのルーター端末は、モバイルルーターならW06、ホームルーターならHOME 02をBroad WiMAXで申し込むのがベストです。