WiMAXの速度制限を徹底解説!制限回避のポイントは通信量の確認


「WiMAXの速度制限の仕組みがよくわからない。。」

「ギガ放題でも速度制限があるの?」
 

WiMAXの速度制限の仕組みって確かにわかりにくいですよね?
 

でも、WiMAXの速度制限は、一部のインターネットのヘビーユーザーを除いて、それほど心配する必要はありません。
 

WiMAXの速度制限は契約プランと通信モードによる3つがある

WiMAXの速度制限は、契約プランと通信モードによる3つがあります。
 

3つの速度制限のうち、注意したいのはライトプラン(通常プラン)での7GBを超えた場合の速度制限と、ハイスピードプラスエリアモードで7GBを超えた場合の速度制限です。

7GBを超えた場合の速度制限は、128kbpsと低速である上に、当月内はずっと速度制限が続くからです。

WiMAXのギガ放題プランの速度制限

WiMAXのギガ放題プランの速度制限では、直近3日間の合計通信量が10GBを超えると、翌日の18:00~翌々日の2:00ごろまで、通信速度が概ね1MBに制限されます。
 

図のように、1日目のデータ通信量が3GB、2日目が3GB、3日目が4.2GBであった場合、3日目までの合計通信量は10.2GBとなりますので、10GBを超過した翌日である4日目の18:00~5日目の2:00ごろまで速度制限がかかります。
 

しかし、3日で10GB超の速度制限は、それほど心配する必要はありません。
 

混雑時間帯だけの速度制限だから日中は普通に使える

直近3日間で10GB超えた場合に速度制限されるのは、18:00~2:00ごろまでの回線が最も混雑しやすい時間帯だけです。
 

それ以外の時間帯は、通常のスピードで利用できます。
 

3日で10GB超の速度制限の場合の速度は1Mbps

3日で10gbpsを超えた場合の速度制限では、1Mbps程度の通信速度は確保されていますので、ニュースサイトの閲覧やメールの送受信は問題なく利用できますし、Youtubeの動画も標準画質であればそれほどストレスなく視聴できます。
 

通信速度は1Mbps程度に速度制限されるといっても、実測値では2Mbps~4Mbpsくらい出るケースもあり、通常画質の動画視聴は問題なく可能です。
 

極端に大容量の通信をすると速度制限される日が続く場合も

3日で10GBを超えた場合の速度制限は、午前2:00頃には解除されますが、大容量のゲームソフトなどをダウンロードすると、速度制限される日が続くこともあります。
 


図のように、1日目、2日目にそれほど大容量を消費する使い方をしていなくても、3日目に極端に大容量の通信をするような使い方をすると、4日目から6日目まで、毎晩18:00~翌日の2:00ごろまで速度制限されるという場合もあります。
 

ただし、この場合でも速度制限されるのは、混雑時間帯の18:00~翌日2:00頃までだけです。

18:00~翌日2:00頃以外であれば、通常の速度でWiMAXを利用できます。
 

WiMAXのライトプランの速度制限

WiMAXのライトプランの速度制限は、月間の通信量が7GBを超えた時点で、月末まで通信速度は128kbpsに制限されます。
 

通信速度が128kbpsとなると、LINEやGmailなどでのメールの送受信や、ニュースサイトの閲覧程度なら何とかできますが、InstagramやFacebookなどのSNSの利用はできませんし、Youtubeなどの動画は低画質でも視聴できません。

この場合の速度制限を避けるためにも、WiMAXを初めて申し込む方は、まずはギガ放題プランで申し込みましょう。
 

WiMAXの料金プランは、利用開始月を含めた3か月間はギガ放題プランと通常プランの料金は同じで、月単位で自由にプラン変更できます。
 

まずはギガ放題で申し込み、月間の通信量を確認してから通常プランにするか、ギガ放題プランにするか決めることをおすすめします。
 

WiMAXのハイスピードプラスエリアモードでの速度制限


WiMAXのハイスピードプラスエリアモードで、月間の通信量が7GBを超えると、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの両方が速度制限の対象となり、月末まで通信速度は128Kbpsに制限されます。

ギガ放題プランの場合、ハイスピードモードでの月間の通信量に制限はありませんが、ハイスピードプラスエリアモードでの通信量は7GBまでとなります。

WiMAXの速度制限で注意したいのはハイスピードプラスエリアモードの使い方

WiMAXの速度制限を考える際に注意したいのは、ハイスピードプラスエリアモードの使い方です。
 

ハイスピードプラスエリアモードの通信量が月間7GBを超えると、ハイスピードモードも128kbpsに制限されるため、WiMAXはほとんど使い物にならなくなってしまいます。
 

ハイスピードプラスエリアモードを利用するのは、電波の弱い場所やWiMAX2+のエリア外である場合だけ利用するようにして、普段の設定はハイスピードモードにしておきましょう。
 

WiMAXの速度制限を解除する方法


WiMAXの速度制限を解除する方法はなく、解除されるのを待つしかありません。
 

WiMAXの速度制限は追加料金を支払って解除できない

WiMAXの速度制限は、スマホや携帯電話のように追加料金を支払って解除することはできません。
 

WiMAXの速度制限が解除されるのはいつ?

WiMAXの速度制限が解除されるのは、下記の通りです。

3日で10GB超速度制限された日の翌日2:00
ライトプランで7Gb超翌月1日
ハイスピードプラスエリア
モードで7GB超
翌月1日

ギガ放題プランで、3日で10GBを超えた場合の速度制限は、18:00~翌日の2:00までで、2時以降順次解除されます。

この時間帯にどうしても利用しなければならないという方以外は、それほど心配する必要はありません。
 

しかし、ハイスピードプラスエリアモードで通信量が7GBを超えた場合や、通常プランで通信量が7GBを超えた場合は、月が変わるまで速度制限は解除されません。
 

ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合や、通常プランで契約した場合には、こまめに通信量を確認して速度制限されないように注意しましょう。
 

WiMAXの速度制限を回避するポイント


WiMAXで速度制限を回避するためのポイントは、どれくらい使っているのか、通信量をこまめに確認しながら使うことです。

特に、ハイスピードプラスエリアモードを利用する場合は、こまめに通信量を確認するようにしましょう。

WiMAXの速度制限を回避する通信量確認方法

速度制限がかかると、「そんなに使ったかなあ。。」と思うこともあるでしょう。
 

速度制限されないためには、こまめに通信量を確認することが基本となります。
 

ここではSpeed Wi-Fi NEXT WX05を例に通信量の確認方法を解説します。
 


ホーム画面の「クイックメニュー」をタップします。
 


「通信量表示」をタップします。
 


前日までの3日間と、本日までの3日間、当月の合計通信量が表示されます。
 

通信量カウンターをホーム画面に表示する方法


通信量カウンターをホーム画面に表示しておくと、当月1か月間、あるいは直近3日間の合計通信量を常に確認できるようになります。
 

初期設定では通信量カウンターは表示されていません。
 


まず、設定をタップします。
 


データ通信設定をタップします。
 


データ通信量表示をタップします。
 


「3日」か「1ヶ月」を選択してタップすると、ホーム画面に通信量カウンターが表示されます。
 

WiMAXの速度制限はどのくらい使うと制限がかかるのか

3日間で10GBとか、7GB超と言われても、そもそもどんな使い方をするとこの数値を超えるのかイメージしにくいですよね?
 

そこで、WiMAXの速度制限を避けるためにも、使い方によってどれくらいの通信量になるのかを把握しておきましょう。
 

1GBでどんなことができるの?

まずは1GBでおおよそどんなことができるのかを理解しておきましょう。
 

「1GBってこのくらい」というのを理解しておけば、「そんなに使った覚えはないのにどうして通信制限に?」という事も少なくなるでしょう。
 

ギガ放題プランの方なら、以下にお話しする内容を10倍すれば3日で10GB制限のイメージができますし、ライトプランの方やハイスピードプラスエリアモードでの速度制限を意識するのであれば、7倍して考えるとイメ――ジしやすいでしょう。
 

ニュースサイト閲覧

Yahooニュースやスマートニュースなどニュースサイトの閲覧なら、1ページあたり約150kbほどの通信量です。
 

1GBなら約6,600ページほど閲覧可能です。
 

ニュースサイトの閲覧程度で速度制限されることはありません。

音楽ストリーミング

Apple Musicなど音楽ストリーミングなら、曲の長さと音質により変わりますが、おおよそ下記の通りです。
 

1曲(5分)1GBで聞ける曲数
標準音質約7.5MB約133曲
高音質約16MB約63曲

1GBあれば標準音質で約133曲、高音質でも約63曲聞けるということですから、思っていた以上に楽しめるものですね。
 

LINEのメッセージ送信

LINEでメッセージを送信する場合ですが、テキストだけなら1GBあれば50万回、スタンプを使っても20~40万回、ビデオ通話なら約3時間ほど可能です。
 

アプリのダウンロード

スマホアプリのダウンロードなら1個で100~200MBほどになりますので、1GBあれば5個~10個程度はダウンロード可能です。
 

動画視聴

YouTubeをはじめとする動画視聴は、データ通信量も大きくなりますが、画質により大きく変わってきます。
 

画質1時間あたり通信量1GBでの視聴可能時間
Youtube低画質約120MB約510分
標準画質(SD)約210MB約290分
高画質(HD)約720MB約80分
hulu低画質約600MB約100分
中画質約1140MB約55分
高画質約1560MB約40分
Netflixデータ量少約540MB約110分
データ量多約2100MB約30分
自動約480MB約130分

Youtubeはそれほど通信量は大きくならないようですが、huluやNetflixは意外にデータ消費量が多くなりますので、速度制限を避けるには画質設定を工夫しましょう。
 

オンラインゲーム

ゲームによりまちまちですが、おおよその目安を見てみましょう。
 

1時間あたり1GBでプレイできる時間
パズル&ドラゴン約1.2MB約850時間
ポケモンGO約10MB約100時間
ドラゴンクエストウォーク約50MB約20時間
フォートナイト約30MB約35時間

注意が必要なのは動画の高画質視聴

通信量を大きく消費するのは、高画質で動画を視聴する場合です。
 

Youtubeの高画質動画であれば、およそ560分、9時間20分で7GBを超えますし、huluの高画質の場合、約280分、4時間40分で7GBを超える計算になります。
 

WiMAXで動画を楽しむ際には、ハイスピードプラスエリアモードでの利用は避けた方がいいでしょう。
 

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