「WiMAXとポケットWiFiの違いは?」
「どれを選んだらいいのかわかんないよ。。」
小型軽量で持ち運びできるルーターには、WiMAX、ポケットWiFi、モバイルWiFiなどいろいろな呼び名がありますが、それぞれ同じなのか、それとも違うのか、違うのならどこがどう違うのか、よくわからないですよね。
ここでは、代表的なモバイルルーターである、ワイモバイルのポケットWiFiとドコモのモバイルWiFi、WiMAXのそれぞれの違いや特徴を解説します。
WiMAXとポケットWiFiの違い
WiMAXを含めた小型軽量タイプのWiFiルーター全般をポケットWiFIと呼ぶこともありますが、実は間違いなんです。
ポケットWiFIとは、ワイモバイルのモバイルルーターの商品名です。
しかし、現在はワイモバイルのモバイルルーターだけでなく、ドコモのモバイルデータ通信サービスや、WiMAXもポケットWiFiと呼ばれることが多いですね。
そこで、3つのモバイルWiFiを取り上げ、選ぶ際のポイントに沿って比較してみましょう。
速度
通信モード | 速度 | |
ドコモデータ通信 | LTE | 150Mbps |
PREMIUM4G | 1,288Mbps | |
ワイモバイルPocket WiFi | 4G | 988Mbps |
UQ WiMAX | WiMAX2+ | 440Mbps |
au4GLTE | 1,237Mbps |
ドコモ、ワイモバイル、WiMAX共にスペック表記での速度はあくまで理論値です。
速度は気になるポイントではありますが、実際には利用場所や時間帯などにより大きく変わってきます。
ドコモ、ワイモバイル、WiMAX共に、エリア内であれば、10MB~100MB程度の速度は出ます。
どれを選んでも通常のネット利用にはストレスを感じない程度のスピードは出るので、速度はそれほど気にする必要はありません。
速度制限
速度制限される通信量 | 速度制限の内容 | |
NTTドコモ | 30GB/月 | 月末まで1Mbps |
ワイモバイル | 10GB/3日 | 翌日の18:00~翌々日の2:00まで1Mbps |
UQ WiMAX | 10GB/3日 | 翌日の18:00~翌々日の2:00まで1Mbps |
月間の通信量が最も多いプランで比較してみましたが、ドコモは月間30GBを超えると月末まで速度制限が続きます。
ワイモバイルとWiMAXの速度制限は、夜間の混雑時間帯だけの制限なので、この時間帯を避ければ通常通り利用できます。
1Mbpsの速度が出ればメールの送受信やニュースサイトの閲覧、標準画質でのYoutubeの視聴程度は問題なく可能です。
料金(税抜)
端末代 | 24,000円 | 19,440円 | 0円 |
契約時手数料 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
月額料金 | 6,980円 | 4,380円 | 4.011円 |
キャンペーン | 最大6か月間1,000円割引 | 初月は752円割引 | 利用開始月~2ヶ月目まで1,285円割引 24ヶ月目まで600円割引 |
実質月額料金 | 6,730円 | 4,349円 | 3,649円 |
気になる料金ですが、最も安いのはWiMAX(Broad WiMAX)です。
実質月額料金は、キャンペーン内容を考慮した金額ですが、ドコモとワイモバイルは契約時に端末代もかかります。
WiMAXの料金の安さは大きな魅力ですね。
エリア
ドコモとワイモバイル、WiMAXの関東と関西のエリアマップを比較してみましょう。
エリアで注意したいのは、ワイモバイルです。
ワイモバイルのポケットWiFiでは、端末をアドバンスモードに設定することで、7GB/月を超えても速度制限なく高速通信が可能となります。
しかし、アドバンスモードで通信可能なのは、マップの青いエリア、アドバンスモード対応エリアに限られます。
また、アドバンスモードの利用料として、752円/月(税込み)の追加料金が必要です。
これは、青いエリアと赤いエリアで通信方式が異なるためで、赤いエリアでの通信量は月間7GBまでになります。
ワイモバイルで無制限で利用できるエリアはかなり狭く、都市部に限られる点に注意が必要です。
WiMAXとポケットWi-FIで結局おすすめはどれなの?
料金の安さ、エリアの広さ、速度制限の緩さを考慮すると、おすすめはWiMAXです。
しかし、WiMAXにも1点デメリットがあり、建物の奥や高層マンションの上層階、一部の地方エリアなどではつながりにくいこともあります。
こうした場所で利用予定のある方は、WiMAXを15日間無料でお試しできるTry WiMAXで繋がるかどうか確認してみましょう。
Try WiMAXでお試ししてみてWiMAXでは繋がらないという方は、料金が高くなりますが、ドコモのデータ通信サービスを選びましょう。
月間の通信量が7GBを超えない方なら、ドコモよりも料金の安いワイモバイルを選びましょう。